老いのひとこと

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つい先日の事、遠きご縁あるお方であり遠き知己の間がらにあるお方がお亡くなりになられた。


 でも、面識も相識もないお方ではありました。


 満百歳の慶事と奇しくも弔事が重なり合ってしまわれたことになる。


 祝い事に続いて弔い事が続いてしまわれたことになる。


 或いはご当人にはそれがひょっとして本望であられたのかも知れない。


 それも丁度お彼岸時、彼岸明けの翌日まで満を持して待機されたのかも知れない。


 実に尊ぶべき快挙ではありませんか。


 今暫し、此の日本国の行く末が見誤らないよう見届けていてほしかったものだ。


 生誕1915年から100年が経ったことになる。


 今年は、戦後70年目の節目の2015年だという。


 負の十字架を背負う30年間の戦乱の世相に確と眼を据え深く内観し懺悔し不戦の誓いを新たにしてこれから先の日本国の針路を明確にしていただきたく彼の百寿達成の故人と共にこいねがわざるを得ない。