#春

老いのひとこと

此の連休にも大阪の息子は家族を連れてやってきた。 二三日の滞在だがその折には必ずと云ってよい程几帳面にも墓参を励行するのです。 明らかに嫁さんの実家からの影響に違いはない。 先祖を敬い大切に為す事はこれほど素晴らしいことはない。 むしろ、わた…

老いのひとこと

野蕗の煮付けの旬の味がいい。 背戸裏の堆肥場に野蕗が少々自生している。 例年のように家内は煮付けて呉れた。 筋を取らずに茹でもせず葉っぱごと醤油に味醂に酒と七味少々入れて煮込んで呉れた。 此れが結構いける、ビールのつまみに打って付けなのです。 …

老いのひとこと

岩陰に 潜むシャクナゲ しおらしげ 草なれど くさの王らしく 誇らしげ ラベンダー 気品振りまき 清よらしげ 水仙に 見初めしままに 月日旧る つばき花 何か言いたげに 咲き乱る フジの花 香り振りまき 清まし顔

老いのひとこと

花の命は短くて もう散り果てました でも 次の世代を引き継いだ 若葉が萌えはじめました がんばり屋さんが 一輪 生きようとがんばってる 散るさくら 残るさくらも 散るさくら この句を詠んだ雲井龍雄は奇しくも大河ドラマの人吉田松陰と共に幕末の激動の時代…

老いのひとこと

移ろいて 花が葉になる さくらかな 八十路来て ふと振り返る さくらかな

老いのひとこと

額谷や みどり微かに 山うごく 額谷に キジ鳴きひびく 山ふかし 額谷に 齢古るままに 春めぐる

老いのひとこと

バレンタインデーに貰ったリーガロイヤルピラミッドはさすが美味い。 いつもは100円チョコに飼い慣らされた身には上品すぎて些かもったいない気がする。 毎日1個づつポリフェノールをいただくことに致したのです。 ポリフェノールは活性酸素を抑制しがん…

老いのひとこと

バレンタイン 便りと共に 孫とどく チョコよりも 孫のお手紙 バレンタイン 春告げる 旬の味する チョコレート 待つでなし またチョコ届く バレンタイン この齢で チョコを待つ身の バレンタイン

老いぼれの独り言

まごの誕生日と合格祝いが重なって二重の喜びをわたしらは手作りの赤飯に託すことにした。 家内は1.5キロ袋で十分だというがわたしらに為し得る振る舞いは殊更なにもないではいか。 せめて、赤飯の量( かさ)を余計い目にしてやる他に為す術を持たなかろ…

独り言

天からの贈り物 言い古された言い種ではあるが、実に憤慨遣る方なしだ。 春到来と共に道端の残雪溶けて、にょっきり顔出すフキノトウならいざ知らず、なんと犬の糞! クソー!クソンタレー! あちらにもこちらにも、もう足の踏み場もない。 あわれだ。はずか…

老いぼれへぼ教師の回想記《13》

若かりしころ、大人社会の戸口に立ちおっかなびっくり中を覗き込んだ思い出話である。 ほろ酔い加減を知らされ、またほろ苦き酒の味を知らされたときでもあった。 終生の友との付き合いは長いが最近はめっきり量が減ってしまった。 いわなと水浴び 岩魚ほど…

老いぼれへぼ教師の回想記《8》

なんともヤクチャモナイ無茶苦茶なことを為したことか。 どちらかといえば昔から決して蛮カラ風ではない。至って繊細で気の小さい成り立ちなのですが、当時は何ともヤクチャモナイ無茶苦茶なのとをしてしまったことか穴があれば入りたい。シマベビさんのよう…

老いぼれへぼ教師のつぶやき

五十数年来の知己から音信とどく 甦った微かな記憶に微かな鼓動とぬくもりを感じ取る 隔世の想い今新たにする

下手糞老いぼれ剣士の独り言

余韻を俳句にしました 匂うほど 八重山吹や 咲き乱る 金網を よじ登り咲く やまぶきか やまぶきに いろどり添える 異人さん