2024-09-01から1ヶ月間の記事一覧

老いのひとこと

藩政期には足軽の分際ながらも半分は畑を耕す御百姓さんの心胆がハラワタにまでも沁み込んでしまったのでしょう、どうしても鍬を手放すことが出来ぬのです。 さすがに炎天下は避け、それでも西日が厳しい中耕運機を二度運転、先ずは苦土石灰を耕し数日後に牛…

老いのひとこと

わが体も経年劣化したものだ。 手指にも皺がふえました。 しかも左の親指、第2関節が突っ張って全く曲がらない。 異常だ。 同じく左小指の第2第3の関節が曲がったままで真っ直ぐに伸びては呉れない。 強直の前兆なら少し早すぎはしまいか。 目下、両指を…

老いのひとこと

目の手術後両の目が開眼した思いで眼鏡屋さんの門をくぐった。 其の時対応されたのがまだ乳飲み子を抱えたうら若き店主さんで在られた。 六か月間を経て、免許更新の日を目の前に控えたわたしは視力確認のため当店を再び訪れた。 対応されたのは先代の店主さ…

老いのひとこと

高がメシ碗されどご飯茶碗、どうしてどうして中々の技ものだ。 形は差ほどでも無いので輪積みを重ねて繋ぎ目を塞げばいとも簡単に仕上がると思いきや中々どうして問屋が卸さない。 まるで此れは抹茶碗ではないか、素人が素人なりに無い知恵を絞りながら試行…

老いのひとこと

先日は校下の公民館から「長寿の集い」で盛大に祝福された。 今日は町内会から恒例の「祝いの品々」が届けられた。 葡萄や林檎、梨などのフルーツとゼリー風の洋菓子を若い女性の役員さんが持って来られたと家内は云う。 お顔もお名前も存じ上げないお方であ…

老いのひとこと

視力0.7が瀬戸際の勝負どころであるにも拘らずメガネを外し放っしで免許更新を目論むなんて笑止千万だと眼鏡屋さんからこっぴどく忠告された。 更新日までの一か月間は兎に角メガネを外さずメガネでものを視る機能回復に努めなさい、保証の限りではないが…

老いのひとこと

足を洗ったのではない、最早生理的にも体力的にも何よりも精神的気力が萎え果て剣の道から身を退くことにした。 市連への会費納付も敢えて怠り破門と除名処分を待つばかり、いや既に処分済みの身柄でありましょう。 斯くなる老いの果てに身を置くものが未練…

老いのひとこと

無断掲載 今年も校下の「長寿の集い」が国際ホテルの大広場であった。 205/1487、該当者7人に一人とは極めて低調 、言葉だけが一人歩きする高齢者福祉の貧弱さを恰も覆い隠すように来賓諸氏の無味乾燥で砂を噛むような祝辞が延々とつづく。 何と虚し…

老いのひとこと

車検切れの期日が9月25日、最速の更新日が11/1誕生日なので10月1日になる。 まさか車検切れの車で更新手続きに参るほど頓馬ではない、然りとて息子たちに頼むわけには行かず当然バスか電車の利用しかない。 殊更、遠距離にある運転免許センターへ行…

老いのひとこと

無断掲載 憶測でモノを言うてはいけないが下種なる野次馬に付きお許し給う。 時事通信社の政治記者なら誰しもお馴染みのあの方のお顔を思い起こそう。 立憲代表選の吉田氏推薦人に名を連ねる玄葉光一郎・奥野総一郎・小西洋之ら四名の者たちの投票先は野田佳…

老いのひとこと

車社会とは無縁な時代に両親から生命を賜った、以来幾年月を経て車社会の真っ只中に我が生命終焉の期を迎えんとす。 今此の時に在って生への微かな願望と併せて1967年取得した運転免許証を手放したくはない頑なな願望をば固持する。 処が当然な帰着点は…

老いのひとこと

高齢者講習会で貴方は認知機能に別段支障はないとのお墨付きを戴いた。 しかし、必ずしも免許更新が保証された訳ではなく飽くまでも教習所で更新手続きをパスしなっければ話にならない。 問題は矯正視力0.7の壁だが此の壁を乗り切る自信は正直ない。 かと…

老いのひとこと

無断掲載 日本記者クラブでの立憲民主党代表選の会見を見た。 泉代表への対抗馬として名乗り出た野田元総理や枝野前代表は挑戦者らしき精彩を今一欠いた感を否めなかった。 むしろ、現代表は元総理・前代表に対抗心を露わにして挑んでいるようにさえ感じた。…

老いのひとこと

矢張り認知機能が人並み以上に見劣りする、スマホ持参しながら卓越した機能を有する事を知らなかったから呆れ果てる。 むかし孫が幼き頃、将来大いに勉強し知らない植物を写真に撮れば即座に名前が判明するグッドアイデアを考案したらどうだろうと笑い話をし…

老いのひとこと

道路に面した水道の蛇口の下で粘土をこねる、作業台代りにコンクリ―の上で粘土をほぐす。 板切れを探し出し紐作り、長さ40cm太さ直径2cmを八本、不自由な左小指を労りながら炎天下ステテコ姿で精を出す。 第一轆轤なんてある筈がないプラスチック製の…

老いのひとこと

初秋二題 其の一 まるで台風一過の様にスカッと晴れ渡る。 只の一銭の稼ぎにならん我が生業に打ち興ず、時折ゲートボールの玉を打つ乾いた音を遠くに捉える以外は、此処額谷の里は静寂そのものだ。 珍しく、一匹のモンキイ蝶が舞う。 其の時、外れの木立から…

老いのひとこと

粘土とて泥に過ぎない。 粘土をこねた壺に亀裂が入り其の生命は終わった。 泥に過ぎない粘土細工に拘泥し過ぎたのだ。 拘泥の拘はこだわること、泥はなずむこと。 篠原敬氏の作品を過分に意識し執着してしまった。 所詮、敵う筈もないのに意固地を張るように…

老いのひとこと

晩夏の二題 其の一 翌日にはコンクリートの窪地にて数匹が瀕死の状態でたむろする。 無害と知って指に摘まんで採取したのだが到底口にする気にはなれず標本として暫し御許にて安置し成仏あらんと手を合わす。 昨日の非業を恥じ入り悔い改めんと遅れ馳せ乍ら…

老いのひとこと

今週のお題「お米買えた?」 三日ぶりに顔を出せばタイルのフロアに得体知れぬ生き物が薄気味悪く這いまわる。 見れば3cmばかりの黒い毛虫、八十有余年此の世に居ながら今だ嘗てお目に掛った事なく危害及ぶ先にと無情にも草履の底にて踏みにじる。 惨殺件…

老いのひとこと

得体知れない、しかも意味不明なる異様な形状をした作品になったものだ。 でも分からぬなりに結構おもろい、余白の空間ありせば 共々埋葬しても面白かろう。 静寂な中に在って鼓の音色は面白かろう。 2cm×2cmの正方形―10枚 1辺2cmの正五角形―4…

老いのひとこと

何となく悪い予感が見事に的中したではないか、ことごとく全てが裏目と出てしまったではないか。 当てにした黒川氏の友人は「腰痛に付き遠慮したい」という。 急きょ大ボスの大西氏に当たれば「実は当方も手に余る箇所を誰か有志の者に譲る所存で目下該当者…