老いのひとこと

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今年の加賀百万石祭りは6月3日からです。


今年も新幹線に乗って多くの観光客が此処野田山の前田家墓所にお見えになることを見込んで清掃活動の呼び掛けがあった。


加賀藩主前田家墓所・史跡クリーン大作戦と銘打ってボランテア大募集の案内を新聞に見たのです。


現地に9時集合し先ず以って学芸員のお方から墓所の解説をいただいてから正味1時間半の落ち葉収集作業に当たりました。


わたしらは6代藩主吉徳の墓所を仰せつかったが10名ばかりの手数ではさすがに広すぎた。


文字通り世の為人の為取り分け金沢を訪れる客人のおもてなしの為にその気を新たにしながら汗を掻かせていただきました。


何とも言えぬくらい良い気分でした。


佳き気分に浸ったもう一つの理由は前段の予備学習時に「お幸」の墓と石廟にお目に掛かれたことなのです。


利家とまつの第一子「お幸」は前田長種に嫁ぎ「お玄」or「お亥」を儲け「お玄」or「お亥」は今枝直恒の許に嫁ぎ「直玄( なおはる)」を儲けたが前田家へ養子入りし前田直玄を名乗った。


此の「直玄」の血筋は「弘直」「直氏」「直行」「直内」へと継がれ此の前田直内は娘「お定」を儲けた。


そして、此の「お定」は遠藤高璟の許に嫁ぎ「お鉚」を生みました。


「お鉚」の血は「近吾」に継がれ「全二」に行き、


そして、「津田とし」にまで流れ継がれて来ているはずではないか。


恐れ多くも畏くも斯くも荒唐無稽な戯言を又しても口にしてしまいました。


何とも言えぬやりきれない切なさを覚えて仕方がない。


それにしても今日のわたしにはとても意義深き半日になったのでした。