お坊さんのお話はどうも気障っぽい上に理屈っぽくしかも分かりにくい。
騙されまいと聞いているうちにいつの間にかお坊さんの術に嵌まってしまっている。
其処がまたお説教の云うに言われぬ魅力なのかもしれない。
云ってみれば、聖徳太子は我が日本国で一番最初に佛宝と法宝と僧宝を極められたお方で佛法の第一人者でいられるのだとおっしゃる。
さらに第十条では
「われ聖人にあらず彼は必ずしも寓者であるとは限らない。お互いに凡夫でしかないではないか。」
此の事を自覚すれば他人を責める心も怒る心もなくなりますと説いたというのです。
お坊さんのお説教は大脱線してしまったがとても興味深く正味60分間の時計の針は何と早かったことでしょう。