老いぼれの独り言

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          野田山墓地にも春の女神「ギフチョウ」が舞い降りる
愚かなりし者が記す
 
いつの間にか、外環の額谷から四十万へ抜けるコースと窪から長坂台を経由して野田に入るコースとに使い分けるようになった。
前者は子や孫たちへの思慕の情が為せるわざだろう。
後者は様々な霊魂の為せる業に外ならず得体知れぬ吸引力に誘われ今日もペタルの足は自然と漕ぎ出していた。
現在に生きるのか未来に生きるのかこの両者の葛藤がわたしを悩ませることだろう。
風もなく麗らかな日和も手伝ったようだ、長い長い段だら坂を今日は選んだ。
墓地使用許可を願い出た其の当事者を管理事務所で尋ねてみた。
案の定、「近吾」の名が出てきたが此の申請した期日は不明だという。
明治も大正も無かった、平成10年8月21日付けの「宏」の名が唯一記載されていた。
申請者名に「舎」がある。恐らく「全二」の誤記入だろう。
役所しごとのずさんさの好例だろう。
おまけに申請順が出鱈目でまるでなっちょらん。
どうでもいいことは彼らにしたらどうでもいいのですよ。
帰り際に此の不快感を帳消しにする快挙を成し遂げた。
「すみれ」の蜜吸う「ギフチョウ」の決定的瞬間を捉えた。
惜しむらくは動きがない。
羽ばたく瞬時が欲しかったなあ・・・
 
山路来て
  すみれ顔だし
     蝶々舞う