「孫旅」の思い出

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5 東京デズニーランドの巻(2)
 
 あれから12年の月日が流れた。
 「孫旅」のフィナーレを飾るにふさわしい最善の策をわたしはけいたに果たして施したのであろうか。
 かれは立派な青年に成長したのでそれでよかったのかも知れない。
 
 
 
 
 
 とにかく、広い。にぎやかな大都会の繁華街のようだ。表通りも裏通りもない。建物がいっぱいだ。
 そのなかの1つへ吸い込まれるように入った。中は、真っ暗。何も見えない。
どうも、大きな船に乗せられたようだ。辺りの、空気が急にひんやりとした、と思ったとたんに、船が地球の裂け目に落ちた。ドスンと揺れる。
もっと、大きな海賊船がおそってくる。アッツ! 衝突だ。大砲の発射だ! 危ない! 
さすがの、ケイタも顔を下にしてうつむいてしまった。じいちゃんの腕にしがみ付いてしまった。
長い、長い時間が過ぎた。最大のアトラクション、カリブの海賊を体験した。
さらに、冒険旅行にうってつけのアトラクションとしてジャングルクルーズウエスタンリバー鉄道を見て、益々、興奮したので、今度は気持ちをリラックスさせようと、小鳥たちが楽しそうに歌を唄った、大きな鳥小屋へ入って、気持ちを休めました。
ケイタのお昼は、えびカレーでじいちゃんはビーフカレーにしました。
ケイタは今度の冒険旅行で何匹のエビを食べてしまっのだろう。
たくさんのご飯を美味しく食べられたのでよかったです。
 さあ、いよいよお土産屋さんへ行かなくちゃ。ところが、これがまた、大変でした。
いくら捜しても見当たらない。何度も、何度も、お店屋さんの中をぐるぐる回って、捜したけど、とうとうなかったねえ。
妹のリナが欲しいという、プーさんのバッグに入ったキャンデイも、泉野のおばあさんのための、携帯電話を吊るす紐も見つからなかった。
あうあ、残念、残念。
 名残惜しいけど、いよいよかえる時間だ。ミッキーやプーさんなどのキャラクターといっしょに写真を撮るときがきた。何枚も撮りました。
 ケイタもじいちゃんも一生懸命にデジカメと一緒に広場を走り周りました。
知らない人とお話をしたり、写真を撮るのも冒険旅行そのものなのです。
何故なら、やっぱりその時は心臓がどきどきするからです。 
また、來るよおー。
東京デイズニーランドさんよおー。
約束するよおー。
さようならー。