「孫旅」の思いで=その4
3 駅の名前と乗り換えの苦労話しの巻
この度のケイタの冒険旅行はJRの電車と東京都の営団地下鉄に、大変お世話になった。
何度も何度も、乗り換えをした。分からなことがあると、じいちゃんはいろんな人に道案内を尋ねていた。
数えきれないほど、何度も何度もじいちゃんは聞いていた。ケイタも横にいて一緒に聞いた。
それは、決して心配だったからではない。
多分、ケイタはじいさんが知らない人とお話ししているのが、面白かったのだろう。
そして、ケイタは東京の人はみんな親切な人ばかりだね、と感心しながら話していた。
また、ケイタは「じいちゃんあわてない、あわてない。ゆっくりと落ち着いてやろうねと」、よくじいさんを慰めたり励ましたりしてくれた。
ケイタはとても気持ちの優しい子なのです。
ケイタは、困っている人に親切にて上げることの大切さが少しわかったような気がした。
困っている人を見ても親切にして上げれない、そんな人たちも世の中にいることをケイタは次の冒険旅行で気がつけばそれでよい。
そのような親切でない人に出会った時には、どうしたらよいかをケイタは考えておくことにした。
乗り換えをした駅の名前です。
全部で11の駅で、その都度その都度いろんな人に案内をお願いしたことになります。