老いぼれの独り言

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スカイツリーに昇って東京中を見渡してこれは凄いと感嘆の声を上げる。
日本の国に生まれてよかったと優越感を味わもよし、日本国の国力とか経済力とか技術力の素晴らしさに驚嘆するもよし、日本人の一人として此のタワー力ツリー力を誇示するもよしこれ皆その人の勝手だと思う。
中には、おのれの存在のちっぽけなことに気付きある種の劣等感に浸る人がいてもおかしくない。
 
それにしても、善男善女老いも若きも外国人も大勢いてみな眼を輝かせ(みは)っている
此のツリーは沢山の人間の人間力を結集し集大成させた賜物に他ならない。
このちっぽけな一人一人の人間がこんなにドでかい物を創ってしまったとは驚きだ。
だから、此のツリーに昇った人たちの目には国籍を問わず人間としての驚きと自信と讃え合う寛容の気持ちとに満ち溢れていたように覗えた。
江戸っ子魂のような「雅」と「粋」の彩りは何とも云えぬくらい好いね。
われらのお宿「浅草ビューホテル」からもライトアップされた威容が見て取れた。
 
浅草寺仲見世通りは何時来ても人だかりで大混雑だが意外なことに店内には入り辛い雰囲気があるのでしょうか。
何処も閑散としていた。
アベノミクス景気は曜日により偏りがあるのかなあと粋な解釈をしておいた。
もう一つ実は、粋な江戸っ子の名残をとどめる「花やしき」なるものの存在を此のわたしは此の齢に至るも知らなかった。
家内から真面目に話を聞いて驚くやら感心するやら呆れるやらとにかく大変だった。
 
家内は此の大都会の雰囲気が堪らなく好きだというがわたしはそうは思わない。
気が落ち着き休まるいとまが全然ないので長居するところではない。