鶴来の日曜会稽古に顔を出した。
先日は少年剣道の大会に出くわし興味深く観戦させて貰った。
今日は剣道形を打つ場面に遭遇しとても興味深く見学させて貰いました。
云ってみれば、剣道形の見取稽古に参加したことになる。
願ってもないラッキーな事でした。
次週に催される昇段審査に備えてのお稽古のようにお見受けした。
まさに壮年期を迎えたばかりの若々しき剣士たちの立合いに違いない。
真剣に打ち合う姿は神々しく感じたことは事実なのだが二つ三つ所感を述べさせて戴く我儘をお許し願いたい。
そんな意味で彼らの演武から盗み取り自分の成果と為し得た事は願ってもない収穫でした。
第一点
中段に構えた際に剣尖の位置が高い。
確か延長線は相手の顔の中心即ち眉間を意識すべきではなかったか。
第二点
1本目、5本目などでは間合いが遠くて打太刀の斬り込みが空間打突に過ぎない。
間合いを大いに勘案致すべし。
第三点
摺り足の励行と左踵が着床し居付いた場面が多少ありました。
良く目立つし見苦しく恥ずかしくもありはしないかと思った。
第四点
3本目で打ち間に入った打太刀は刃を右下に相手の水月を突くべき処剣尖高く顔面を突いていました。
第五点
6本目で打太刀退いて左上段を執れば仕太刀は空かさず打太刀の左小手を攻めて大きく一歩入るべき処若干攻めが弱く間が抜けていたようだ。
第六点
小太刀の部で仕太刀は入り身で攻め入り頭上にて請け流す捨て身の気勢を示してほしかった。
以上、僭越ながらも物申したしだい是非ご容赦のほど願いたい。
閻魔さんから注意されぬように剣道形の勉学に勤しむわたしなのです。
こせこせ致すことなく伸び伸びと大技で以って真剣味溢れる臨場感を正々堂々と演出なさってください。
見学させて戴き、ありがとうございました。