老いぼれの独り言

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タイ行きツアーに参加して=その1
 
バンコクチェンマイへ行った。仏教国だけあって至るところに寺院がありさながらお寺参りに行って来たと云っていい。
ただシャカの教えが北方に伝わり中国を経て日本に伝来したそれとは些か趣を異にしていた。
こちらは南伝仏教といい男性たるもの全て仏門に入るを要すること自体やはり随分と異質であった。
とにかくけばけばしい黄金色に彩られた仏閣には、むしろ幻滅感すら抱いたしまった。
或るお寺を参った折、其処が折悪しく撮影禁止の箇所であることを見落とした日本客のお方が現地官憲に捕獲されカメラ没収が強引な手法でまさに執行されようとした場面にわたしは出くわした。
タイ語とは無縁の日本人は為すすべなく窮地に陥った。
わたしは無我夢中でガイド兼添乗員を探し出し急を告げた。
幸いその女性ガイドさんは日本語に通じたタイ国人であられた。
懸命な説得が功を奏し硬化した警官の強かな態度をついに急変させた。
職務に忠実なお二人のタイ国人の真剣対決を目の当たりし、なんとはなしに少しの清涼感を味わった。
やはり、同じ人間同士の業なるものを垣間見た感じを味わった。
何よりもカメラ没収が免れてよかった。