老いぼれの独り言

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タイ行きツアーに参加して=その2
 
実はこの身の危険にさらされた撮影犯は同行のお方でした。
実に紳士然とした善意の塊のような方で悪意の伴った撮影ではないことは誰の目にも明らかだった。
後の会話で知り得たことだが、そのお方はバイオテクノロジー理論の権威で某国立大学元教授で在られた。
カメラが唯一の趣味道楽で生甲斐でもあるらしい。
何と驚くなかれ、ボデーが40万レンズが50万付属品を含めれば優に00万を超えるのだと小さな声で (かたじけな)さそうに呟かれた。
有名大学の元教授が平身低頭深々と頭を下げて詫びを入れられている姿からは複雑な想いが募った。
人間誰しも業を背負って生きて行かねばならぬ事を知らされた。
同時に、この先生からわたしは人間の生き様を学び取った。
飾り気なくすっけらかんと赤子の天真爛漫な心を忘れることなく生きてゆく事の大切さを教えて戴いた。
安っぽいツアーに重みがついてよかった。
 
因みに私のデジカメは9600円だが、海外に来れたことには感謝したい。
ただ何物に感謝すべきかわからない愚者なのです。