一時タマネギ男が話題になったが此のわたしは一皮剥けば剥くほどに無知無能が露わになり虚弱貧弱さが目立つばかりです。
此のタマネギ男は終日タマネギと格闘した。
草むしりと追肥のチャンス到来を待ち望んでいたが遂に重い腰を持ち上げる絶好の日を迎えた。
屈伸姿勢で獲物を拾い上げるのではない雑草を根元より引っこ抜く作業は容易そうではあるがなかなか難儀なのだ。
屈めた腰を庇いながら摩りながらもそれでも辛苦に耐え忍べば後方よりお人のお声、振り向けば畑作仲間のFUKUDAさんではないか。
労いの言葉に挟んで「好いものがあるので貰ってほしい」とおっしゃるのです。
伺えば不要になった苗床には去年の苗が密生する。
ご自由にどうぞどうぞと気前よく勧められる。
苗が病弱であった所為か歩留まりが七割ほどで植えた筈の苗が消え失せている。
願ったもない幸いでした。
まさに渡りに船と相成りました。
追肥に新しい苗の植え込みと今日はタマネギに追いまくられタマネギに明け暮れした丸々タマネギDAYでした。