高橋家を辿る≪1≫

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高橋家を辿る=その1
 
此の世に生を賜わって今に生きています。
わたしは自分の因って来るルーツを一度は辿ってみたのだが今一つしっくりせず気懸かりにしていた。
それで、もう一度納得がゆくまで焼き直してみることにした。
明日をも知れない我が身、急がねばなるまい。
 
しかし、何を為しても徒労に終わることは百も承知、二番煎じのあだ花に過ぎない事も分かっておる。
でも、此の世に生を賜わった以上為さねばならぬ使命だと信じ我が道を行くしかない。
 
追って、母方の津田家にも探索の手を差し伸べねばならない。
そんな事を為しても三文の足しにもならないよといつもの様に母は囁いています。
誰からも一顧だにされることなくその場で朽ち果て葬り去られましょうよ。
ただ、お彼岸を機に亡き父・母と両家のご先祖に拙き報告ができますことに無上の喜びを感じる次第なのです。