老いぼれの独り言

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愚かなりし者が記す
                                     
今日も何かに憑かれたかのようにママチャリは野田山へ向かった。
外環の歩道沿いに窪地内より長坂台経由にて入るのだが本日は寒風が真正面から吹き下ろし殊の外大変であった。
文字通り長坂台は長い長い上り坂であることを再認識した。
山桜とシキミが今を盛りに咲き誇っている。
彼岸過ぎのこの時期には人影はない。
降り注ぐ早春の陽光とまだ冷たき春風が木立ちを吹き抜けている。
突き抜ける様に小鳥のさえずりが響き渡っている。
落ち葉を踏み締める枯れた靴音が後から付いてくるだけ、とにかく静かで穏やかな別世界なのです。
墓守の末岡家で供花を調達した折に、年越ししたような枯れ果てし仏花の主をそれとなく尋ねてみれば上背あるほっそりした奥方が三人いらっしゃったとのことであった。
それで、すべて合点致した次第にて津田家ご当主が娘さん共々参られたことで大いに納得した。
それで良いのだし当然のことに違いない。
早世した近吾の三男三郎ちゃんのお墓にもお花を添えて置いた。
しまった、お花よりビスケットの方がよかったことに気付いた。