老いぼれの独り言

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                                                                    春を告げるシキミの花
 
 
 余りにもお天気がいいので野田山をあちこち飛び回って程よく遊び疲れた。
 昼過ぎに帰宅すれば町内に於ける訃報が一つ入っていた。
 確かに四月一日の新年度発足までには間がある。
 従って、此のわたしが受理し然るべき電話連絡網に載せて全戸へ知らせるべきと即座に判断した。
 「吉より凶に厚く」の言葉通りだ。
 当然な成り行きであろう。
 
 ところが、よくよく考えて見れば先日既に役員引き継ぎを終えているのに殊更わたしが只今行動を起こして良いものか大いに躊躇いたさざるを得なかった。
 齢を取ると斯様な火急の折に正常且つ適正な判断がスムーズに為し得ぬのである。
 次期新町会長へ幾度となしに連絡するが繋がらない。
 思案に暮れたのだが、留守番電話にして儀式に伴う一切の手続き業務を新年度のみなさん方に託したい旨願い出た次第だ。
 後刻、来年度の町会長さんから受諾するとの連絡をいただきほっと胸を撫で下ろした。
 取るに足らぬ昨日の出来事だが人さまざま、各種各様の人さまに接触できてとても意義深かった。
 一件落着と相成ったのだが来週月曜日の午前零時に下駄を履くまでまだまだ何があるか誰も知り得ない。