老いのひとこと

医薬品が不足する事態に陥っているという、ジェネリック薬の製造過程で不正が発覚したので製造停止の処分下にある小規模製薬社が多数あることがどうも其の原因らしい。

確かに幾つかの

ジェネリック薬のお世話に与かるが幸か不幸か現時点では此のわたくしには関わりはない。

 

それとは真逆に、目下のところ此のわたしには過剰な医薬品が医療機関並びに薬局から宛がわれダブ付き困り果てるのです。

患者が呑みきれない薬を仰山処方し知らぬ存ぜぬ態度を露わにいたすは言語道断ではないか。

 

医療費抑制とは裏腹に医療財政費を圧迫致し兼ねないことに何故気付こうとはしないのだ、塵も積もれば山となるではないか。

先回に続き今回に及んでもまだ余剰分が在ることを医師に告げれば患者犇めく多忙極める先生は委細構わず処方箋を発行し仔細なことは薬局にて問い質しなさいと突き放された。

病状以外の些事雑事にいちいち構う暇がないのだろう。

 

 

先日、ラジオ体操仲間であられた森先生の送別会に際し少し躊躇したが思い切って和田秀樹評を単刀直入に問い質した。

先生は深く頷き、あれは完璧だ、なにも云う事はない、全くその通りだ立派だよとわたしの眼を見て明言されたのです。

其の折に先生は大きな手の平をわたしの左の肩に宛がい力を込めて揺すられたのです。