老いのひとこと

とうとう転院を決意した、家内が推奨する直ぐ近くの歯科医に決めた。

三回目の予約日に合わせ電話を入れた。

口実は加齢に付き通院困難を告げた、先代の頃から半世紀にわたりお世話いただいた感謝の意を込めてお詫びの言葉も添えた。

 

同業間の厳しい競合は巷間漏れ聞くが顧客確保のためにより誠意あるサービス提供に徹すべきところをどうしたことか当院は別の手段を講じたように勘繰るしかない。

「お客は神様だ」の経営方針を逸脱し客を喰い止めるためには客を食い物に致すという下劣なる手段を択んでしまったような気がするのです。

 

高齢者は皆が皆「金の生る木」を背負うてはいません。

其処を勘違いした運営方針に憤りを感ぜざるを得なかったのです。

わたしにすれば終始ぼったくれたと云うしかなかったのだ。