老いのひとこと

順調に作動していた体時計の調子が思わしくない。

暗闇の夜中と思いきや6時30分を通り越している、止む無く本日はお休みだ。

何の足しにもならないラジオ体操だが滑り出しにつまずけば矢張りどうしてもおのれを責める、おのれの怠惰を戒める。

準繰りから言えば今日は大輔さんの担当日、惜しいことをしたものだと又おのれを責め戒める。

午前6時はまだ明け遣らぬ暗闇だ、目覚めの悪さも健全なる生理現象であろうと別のおのれがおのれを慰める。

卓上目覚ましに頼るまでもない、怯懦をしりぞける勇猛心を新たに鍛え上げねばならない。

早起きをすればほんの少しだけだが徳があるらしい。

ちっちゃな徳目とは自分の足で立ち上がる自立心の事だ。

健康寿命の延命策を練ることは世のため人のために役立つことだ。

立派な社会貢献だ。

今迄世話になって来た世の中に恩返しだ。

少しばかりは医者に掛かり医療費の補助こそ戴けど介護の補助は目下家内共々皆無だ。

此れこそが紛れもなく大した社会貢献に違いない。

そのためにも早起きラジオ体操に精励いたさねばなるまい。

世のため人の為にもラジオ体操に精を出そう。