2020-04-08 老いのひとこと 額谷の大自然の真っ只中此の日もわたしは鼓を打つ。 心地よい鼓の音色が額谷の谷間を響き渡る。 決して澄み透るほどの音色ではないにしても打ちつづけるうちに梢の鶯が草叢の雉が相槌を打ち始める。 額谷の谷間を鶯が谷渡りをする。 それを合図に額谷に潜む雉がけたたましくも風変わりな鳴き声を披露する。 その合間にわたしが打ち鳴らす耳障りな鼓の音色が合奏している。 何んと長閑な額谷の春なんだろう。