老いのひとこと

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22枚つづり2080円の回数券です。

その都度100円のお賽銭でもよかったが

スズメの涙ほどの割安感を買い求めた。

毎週金曜の鶴来詣でをおのれに課した。

広い道場にわれ独り完璧に濃厚接触からは免れます。

ちっとも寂しくはない其の手の免疫抗体は生まれ付き備え持つ。

静寂そのもの裾を払う微かな音、左の膝は音もなく着床するが下手をすれば右ひざ着床時に無様な音を聞くことがある。

むかし、師匠からよくお声を頂戴したことを思い出す。

やり直さねばならない。

それほどの静けさの中ではあるが実はわたしの真向から振り下ろす太刀からは空気を切り裂く刃音が聞こえない。

尖先が走りません丹田力の劣化と聴力の衰えを何よりも痛感す。