老いのひとこと

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お世話になる鶴来道場の日曜会幹事さんから新年度より団体としての利用が叶わなくなったので組織は存続するものの今後は個人利用の手続きを経て入館してほしい旨連絡をいただいた。

後刻、当館の管理人さんに入館規制が改定された主旨に付いてお尋ねした。

当市議会でどのような提案理由で決められたものか若しお分かりなら教えてくださいと願い出た。

管理人さんは驚くように口にする。

そうではありません飽く迄も此れはコロナの所為だという。

罹患率が東京都を抜いて金沢市は全国一に躍り出たのだという。

県からの緊急指令に基づくものですと息を切って申された。

長閑な山里鶴来の街にまでコロナ禍が押し寄せましたか。

納得致さないわけにはいかないのです。

 

翌日、ふれあい体育館の玄関先には5/6までの閉館案内の張り紙がある。

金沢は個人使用をも規制して全面OUTにした。

少しばかり本気度が窺い知れました。

にも拘らず此の横柄な年寄りは屋外の軒下道場は構わぬだろうと平気でコンクリートの床を踏む。

何しろ此処は「三密」空間とは無関係なのです。

清澄な空気が充満するのです。

 

なお追い駆けるように白山市も全面的に閉館措置に至った旨幹事さんより緊急連絡が入った。

依って当分はお稽古がお預けとなった。