老いのひとこと

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       無断掲載

わが石川県の知事までもが緊急事態宣言を出すという。

確か愛知県や京都府の知事たちも挙って緊急事態宣言を発令するという。

此処のところ矢鱈とあちこちで緊急事態宣言の火の手が上がり乱立しその内火の海と化し収拾がつかなくなりはしまいか些か気になる。

緊急事態宣言は斯くも安っぽい存在だったのか。

あのオーケストラの巨匠が指揮棒を握り名曲を演奏し切り万雷の拍手で迎えられる。

尚も止み止まぬ拍手の波に深々と聴衆に首を垂れる。

少なくともタクトを振るう人物は人格秀でし信頼を置くに足る好漢であって然るべしと思う。

此の際タクトを握りジャジャジャジャーンと高らかに宣言いたせどもどうした事かあちこちから不調和音が鳴り止まぬ。

確かに難敵コロナには違いがない。

そんなこと誰しも知らぬ者はいない。

それ故に此の難敵コロナに対峙するにはそれ相応の人格秀でし人物でなければ一億の民を一つにまとめ切れまい。

一国の緊急非常事態を宣言した以上全国津々浦々にまでピリッとした緊張感が走り皆一丸となって事に当たらねば難局打破の成就は成り立ち得ぬ。

何かしら当てが外れてしまった。

思惑通りには参らなかった。

それはやはり特定の検事長人事に口出しを入れたり公文書改竄を強要し死へと追いやる非人間的振舞い等々あれや此れや色々あった所為ではありませんか。

火急の難敵コロナに立ち向うには先ずは何より御身御自身の信頼回復に邁進為されては如何なものか。

でなければ日本が危うい日本国民が危うい。

 

せめて不当人事の撤回と森友再調査に頷くしかないのではありませんか。

そして温厚な挙国一致体制を再構築していただきたいものです。

 

これとて儚き夢の又夢なりき。