老いのひとこと

農作業雑記

其の一

原付バイクのキック式始動でエンジン音が鳴る、冬越しした耕運機のスターター紐を引けば此れも高らかにエンジン音が鳴り響く、さあ共々春だ、脳作業の始動だ。

年齢の事など構っては居れない脳作業用の出で立ちでさあ出動だ。

脳作業仲間に聞けば萌えいずる諸多の雑草ども諸共耕運爪で掻き混ぜた、手間省きという省力化だ、此れも脳作業に違いは無かろう。

何分本体たる主役のジャガイモや野菜たちの成育に伴い間違いなく此の地中に埋もれた雑草たちも恨みを晴らさんばかりに繁茂いたすことだろうが此れお互い様だ、其の時は抜き取るしか無かろう。

其の2

生憎、此の弟から戴いた耕運機には畝上げ機能がないので此ればかりは手作業で為さねばならない、畝立てには一切お構いなしに草諸共放り上げる、重労働は老体には堪える。

 

 

手抜き行為のしっぺ返しあり、此れがまた大変難儀であることを知らなかった。