老いのひとこと

農作業雑記

其の一

馬鈴薯の種芋を求めてほがらか村へ赴いたが生憎売れ切りだという。

諸物価値上がりの4月を迎え家庭菜園愛好者たちは挙って生活防衛自己防衛のため一斉に立ち上がったのであろう。

年金受給者には株価高騰も賃上げラッシュも全く以って無関係で心寂しい限りだ。

幾ら家内と二人世帯でも畑のエンドウ豆だ三株だけでは賄いきれまい、せめてもう三株は欲しいものだと買い求める、仮に105円とて財布は痛いのだ。

 

何故畑の土は斯くもカチンカチンに硬化するのだろう、此れでは地中に根を張ることは敵うまい、スコップと鍬を入れ腐葉土に牛糞と苦土石灰の混合物を蒔いて其処へ絹エンドウ2株とスナックエンドウ1株を植え込んだ、順調に育って呉れることだろうジョウロで水を撒いた。