老いのひとこと

こんな些細なことで思い悩むのも愚かしい、今年は手っ取り早くムサシで種芋を購入した。

盛んに芽吹く3k入り「男爵」に決めた、(3000g÷50g=60個)均一に50gと云いうわけにはゆくまい。

大小入り混じるので二つ切、三つ切、四つ切りにして案分せねばならない。

易しそうで結構難しい、何せ芽を二つ確保した上で50gづつに切り離すことは此れ如何に脳作業と云えど絶対に不可能だ。

思い切って適当に切断するしか無かろう。

結局、40g前後から50g前後のモノがほぼ60個仕上がったが地中にこれ等を埋め込むのが此れまた実に大層なのだ。

持病の慢性の腰痛を抱える年寄りには中腰作業は堪えがたき苦痛になる。

一つ埋めては天を仰ぎ、また一つ埋めては腰を摩り、三つ四つやっては農道に仰向けに倒れ、斯くなる単純作業を繰り返した。

労苦を厭わず躊躇わず耐え忍ぶ事にこそ充実感・充足感を味わえる醍醐味があるのです。

 

今年は芽のある部分を下向きにして植えた、何かしらメリットがあるらしい。