老いのひとこと

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畑仲間の親分格―OUNISIさんから格別のサービスをいただいた。

わたしの知らぬ間に二つの畝に耕運機が入り粗起こしてあった。

炎天下で干せ上がった畑の土はスコップの歯では手に負えないことを察してくださった。

有り難いことです感謝いたしております。

先人が説くように人の業なのでしょう此のわたしもご他聞に漏れず慾の皮の厚い業突っ張りでした。

二つの畝で事足りて余力はないと言いながら開けてみれば強欲にも両脇に抱え込んでいる。

何時の間にか四つの畝を耕作する又小作人なのです。 

大小様ざまな土塊を解きほぐす作業が待っている。

土と格闘を演ずる闘争心が自ずと昇華されゆく。

自ら求めた試練の場を有り難く迎え入れねばならない。