老いのひとこと

背戸の金魚鉢のセフティネット上に又しても悪さをし上がる、再三再四繰り返される、憎くて手強き相手に違いない。

処が嘗ての粘質の悪臭放つ軟便ではない、不可解なことにギンナン状の固形物が未消化のまま排便される、差ほどの匂いはなさそうだ。

果たして猫どもが銀杏を好んで食べるものかとネット検索致せば猫は元より犬たちは振り向きすらしないというではないか。

摩訶不思議、ならば此れぞ何事かと更に調べれば最有力犯人はハクビシンになった、タヌキやアライグマも怪しいがギンナンを食するのはどうも此のハクビシンではなかろうか。

それにしても此の季節にギンナンは不可解だ、益々謎が深まるばかりではないか。

いずれ自然史資料館にて教えを乞うことにしょう。

 

そう云えば我が家の二階の和室の天井に不気味な沁み痕があり予てより不振を抱いたのだがまさかそうだとすれば此れ一大事だ。

好からぬ同居人と住まいを伴と致していたとは戦慄の極みだ、まさか就寝中に眼球を刳り抜かれるかも知れないぞ。

 

しかし、二人だけのわび住まいにお仲間がいたとは此れ愉快なことではないか。