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今日は納会の日、迷いに迷った末あさ目覚めた折に寝床の中で決断した。

炬燵にあたってテレビを見るよりよっぽど益しだ。

そう思いながら今年初めての県立武道館の床を踏んできた。

さすがに自粛が叫ばれる中なので参加者は心もち少ない。

改修工事は外回りで館内には別段変わりがなかったようだ。

此処は年寄りがしゃしゃりでる場ではない。下座の隅っこを囲って遠慮がちに抜いた。

矢張り居合は幾ら下手くそであれ気合を籠めて威丈高に堂々とやるべきなのである。

間違いなく体も技自体も委縮していたのだろう。

「袈裟切り」にて鞘を返して刀をば逆袈裟切りに抜き放つ折に尖先が鯉口を握る左手人差し指の第2関節の腹部を微かに切り裂いてしまった。

又してもヒリリッと来た。

出血は暫し間を置いてからであった。

足元に雫がしたたり落ちた。

何食わぬ顔をして足の裏でもみ消した。

三か所で出血は止まってくれた。

素知らぬ顔で稽古終了まで血糊が着く粘つく左手で鞘を操作した。

当然雑巾がけの責務があったが竹刀剣道の邪魔になろうかと其のままに放置した。

帰り際には管理人さんに丁重に詫びを入れ頭を下げた。

 

 

漂白剤や特殊な洗剤が必要かもしれない。

悪いことをしたものだ。