老いのひとこと

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無断掲載
月に一度掛かり付けのお医者さんのもとへお薬を頂戴に行く。
その都度、血圧測定が在り聴診器が宛がわれる。
次いで体重測定と採血に心電図測定で終わる。
血圧と心電図は然程の異常はなかった。
ヘモクロビンAIC値は7.6の高止まりのままだが体重が62.5kgで何んと数十年振りで標準体重62.8kgを下回ってくれた。
これは画期的快挙と云えなくはないがバテ気味で食が進まなかった所為かも知れない。
毎回毎回此のはかりの上に乗るがそれが旧式な上皿ばかりなのです。
最先端医術を施す病院には些か場違いな戦前期のレトロなメジャーの上へ登らねばならぬのです。
精々20センチばかりの台の上、難なく登れるのに此の病院の看護婦さんは何時もご親切にも手を添えてくださる。
お節介ですよと思っても口に出すわけには行くまい。
その時だけ八十過ぎの後期高齢者であることを遂忘れてしまうのです。
厄介な年寄りになってしまったものだ。
扁平なデジタル秤にすれば事が済むことだといつも思うのです。
素直になりなさい偏屈者になってはいけません。