老いのひとこと

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  無断掲載 

プライムニュースが原発事故10年を機に菅直人を検証する特集番組を組んだ。

飯舘村の村長さんと第二民間事故調の座長鈴木一人氏が色々話された。

兎に角あの当時には菅直人は見るも無残に散々の目に叩きのめされた。

国民の怒りの矛先は全て菅直人に向けられ極め付きの憎むべき悪人に仕立てられてしまった。

其の仕掛人は世のマスコミ機関に外ならず挙って悪口雑言を浴びせつけた。

耐え切れず菅直人はよろける様にして半年後に崩れ落ちた。

不憫であった。

10年の時の経過が在れども今菅直人がマスコミの真っ只中に身を曝し嘗ての二の舞を演じはしまいかとやはり危惧の念を禁じ得ない。

しかし司会の反町理からの狡猾なる追及にも菅直人は極めて沈着冷静に対応したようだ。

危機迫る現場を確認する術を失った菅直人は自らヘリをチャーターし独断専行してしまった。

しかし、吉田所長より差し迫る実態を耳にした菅直人は「日本沈没」を直感し15日には逸早く東電本部と官邸対策室を直結した事故対策統合本部を立ち上げたのです。

あの当時には非難囂々の罵声を浴びせられた菅直人ではあったが10年後の事故調査委員会の座長の口からは無条件に讃美はしないが菅直人の危機管理能力は概ね是と致しても良いではないかと語られたようだ。

菅直人が海水散水を中断したとの流言飛語も根も葉もないデマであったと証言された。

菅直人への不信感や嫌悪感が少しづつ和らぎ氷解し瓦解しはじめた兆候が此の世知辛い娑婆に漸く見え隠れするようになったのではなかろうか。

いつの間にか菅直人のキャッチフレーズとなった「営農型太陽光発電」装置が独り歩きし始めたようではないか。

是非、東京第18選挙区にて有終の美を飾ってほしい。