老いぼれの独り言

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⑦ひとりごと=その1
12日に端を発したこの騒動をわたしなりに中間総括してみた。
 
キヨシ君に対し殊更無心した訳ではなかったが極めて珍奇な物体を彼はわたくしに充行 ( あてが )ってくれた。
丁重にかつ慎重に扱わねばならない責任と義務が此のわたしに生じたにも拘らず安易な認識の下でわたしの一方的な不注意から、その物体を人間社会へ放擲してしまった。
万が一、事が起きれば動物占有者としての重大な責任問題が発生することを十分覚悟せざるを得ない。
キヨシ君の恩義を仇で返したも同然で道義に反する行いであった。
 
第2の失敗は、その物体が人間社会の中へ遁走した直後にわたしが為すべき行動は逸早くご近所のみなさんへ急報を告げ回る事であった。
それにも拘わらず、気が動転しパニック状態のまま右往左往しながら実に不可解な行動を執ってしまっていた。
警察や保健所へ「公助」の要請を真っ先に為していた。
町会での役職の身ゆえ「公人」の立場で110番に助けを求めしがみ付いていた。
この竹箆返しはその日の夕刻には表沙汰となり非難轟々の中「私人」たるわたしへの集中砲火を浴びせられることと相成るのです。