老いのひとこと

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何時ものようにふれあい体育館へ参れば管理人のお方から奇異なる言葉を掛けられた。


アクタス誌上でわたしの写真を拝見したとの一報でした。


まったく心当たりはない。


そんな大それた雑誌とは縁遠き存在なので人違いでしょうと言葉を返して置いた。


でも気になったので早速書店にてページを開いた。


確かに北国アクタス3月号の中にわたしが写っている。


特集として「内川ダム」が組まれ堂と菊水両集落の探訪記が掲載されていた。


取材に応じたキヨシ君が提供した資料の中に偶々この写真が在ったのだと理解できた。


嘗ての往時に彼等と共に育んだ此処菊水の地で何年振りかで再会した折りの記念写真だ。


確かにわたくしの記憶の一ページをすっぽり切り抜いたような忘れ難き一齣に違いない。


 


 


それにしても管理人さんはわたしと菊水との関わりを知るはずもないのによくぞ気付かれたものだ。


今のところ誰一人としてアクタス異変を通報して呉れるものは外にはいない。


まさに訪れる者なき隠遁の身に相違がない。