老いぼれの独り言

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金沢21世紀美術館で開催される「わたしと宇宙展」へ足を運んだ。
たまたま、ご近所のお方から案内状をいただいたことが切っ掛けでした。
また、幾つかの主催者団体の中にあの「はやぶさ」帰還で脚光を浴びたJAXAの文字が目に入った。
そうであるならば、「JAXAの父」とまで称される斯波忠三郎が絡んでいる以上行かないわけにはいかない。
しがなき私の母方高祖父清三郎の実弟音五郎が此の忠三郎の実父斯波蕃の養父と相成る間柄にあったからなのです。
実にくだらない唾棄すべき頓馬な事柄にいちいち拘るような嫌らしき年寄りになってしまったのです。
そして、そのような小者のわたしが此の大宇宙の中の奇跡の星、この地球上に活かされているのです。
大宇宙の無限大の空間の中と大きな大きな謎の物体の中に吸い込まれ気絶し発狂してしまいそうな心境にいたったのでした。
容積の小さき頭脳の持ち主には大宇宙の複雑怪奇なからくりを理解するには遠く遠く及ぶはずもない。
それにしても、米露の宇宙開発への協力体勢に併せて、その米露に伍してわが「JAXA」も科学技術の粋を極めて堂々と貢献している事を知り得た。
大宇宙にただよう小惑星イトカワ」の元へよくぞ的確に追跡を果たし、尚且つ帰還まで為し遂げたものだ。
その「はやぶさ」の威力に今更のように驚嘆した。
若田さん、山崎さんをはじめ15名の日本人飛行士も誇らしい。
考えて見れば江戸時代の剣客針谷夕雲と小出切一雲もこの大宇宙の真理や哲理を探究し天の理を求め続けた荒修業の中から「相抜け」の業に辿り着いたのであろう。
奇跡のホシに生を賜わり生きている不思議に感謝いたし些細で取るに足らない下らぬ世俗に捉われ振り回されることなく賢く素直に残余の生をまっとう致さねばならない。
そのようにつくづく感じ入ったのです。