老いのひとこと

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体操会場の前に一休さんの駐車場がありその道路わきの歩道に「毛蕊花(もうずいか)」と云う帰化植物が今年も発芽した。

5月26日の午前6時45分に其の容姿を撮影した。

三日後の29日に覗えばない。

恐らくは町内の有志の方が路傍の雑草を駆除されたに違いない。

他人様のボランティアの意中を余所に此の何とも言えぬいら立つ思い。

「此の馬鹿野郎ノ此畜生メ」と云う恥ずべき邪まな想いが胸中を霞めたのは事実。

半面、此の外出自粛のさ中に地域の美化清掃に精を出された美しい善意を踏みにじる

情けない人間性に恥じ入ったりもした。

此の「毛蕊花」は明治初年のころに地中海沿岸部より観賞用植物として渡来し以降日本に土着した帰化植物だという。

背丈一メートルの巨大な真っ黄色な花房で絢爛豪華に咲き乱れるのです。

其の様を2019年6月21日に現認した写真を思い出す。

今年も又あの豪華な花房にお目に掛れるのを密かに待ち望んだ其の矢先に此の顛末だ。

がっかりしない方が可笑しいのです。

 

二年生植物らしいので来年に期待を込める事はもはや出来っこない。

さらばよ、吾がこころの供よ、永久にさらばよ!