老いのひとこと㉝

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       無断掲載

加賀藩人持組筆頭の今枝家に造詣深いF氏から又しても画期的な快報が入る。

津田十之進近明と津田近三とは何のことはない同一人物である確証を得たとの報告を受けたのです。

我が終生の仕事である自分史作成の上に大した得点と相成りました。

此れを機会に事の次第を俯瞰的にもう一度確認いたすことに相決めた。

 

 

わたくしの実母としは津田一幽家の分家筋に当たる。

辛うじて血統は存続するが既に本家筋は家断絶しとっくに途絶えている。

ところが此の実母の属する分家筋のお墓は墓仕舞いされてしまい全てが此の世から姿を消した。

ところが幸いなことに此の津田一幽家の存在を此の世に実証する唯一の墓石が奇跡的に此処妙典寺境内に一基だけ残された。

 

掛買いのない此の貴重なる家宝的文化財を何としても守り切らねばならない。

その責務を背負ってしまったのです。

それが「津田半山君の墓」なのです。