老いのひとこと

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そろそろ柚子のシーズンは終わるのかも知れないが育ちの好い色付きもしっかりしたのが仰山とどいた。

有り難いことだが温州ミカンのようには参らずハタッと思案する。

やっぱし柚子湯にどっぷりと浸かり湯上りに柚子茶を楽しもう、此れが一番だ。

何んと長径が8センチにもなる巨大な柚子玉は風呂の中で弾けて芳醇な柚子香が漂う。

何んと不思議なものだ湯けむりがだんだんと柚子色に染まり一面に立ち込める。

何とも言えぬくらいに幻想的な雰囲気に包まれる。

湯舟には柚子特有の酸味が瞬時に広まり温まった全身に突き刺さる。

全身の汗腺分泌孔から染み込み弱電気が走るようにヒリヒリピリピリ感電する。

心地よい刺激が全身に走る。

首まで浸かりしばしの夢心地をむさぼる。

 

風呂上がりに自家製の柚子茶をすする。

至福の一時である。