老いぼれの独り言

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奇数土曜の六水会とカウントダウンに入った日曜会、老骨に鞭打ちノルマを果たした。
前線の停滞と夕刻の凪ぎが重なり、此れ宿命とはいえ耐えがたきを堪え忍びがたきを忍ぶ思いで奮励した。
何れも五十其処らの壮年盛り、しかも粒揃いの高段者、謂う処の猛者連が手加減なしに猛然と掛かって來る。
手を抜いたり阻喪なる立ち居振る舞いは無礼極まりない。
其処は能々承知は致すものの寄る年波には勝てずに遂々朦朧と致せば直ぐさま叱咤激励の檄が飛ぶ。
 奮い立たざるを得ないのです。
一息の切り返しは息を継ぎながら誤魔化した。
覚束無くも最後の蹲踞の姿勢は保持できた。
顎を引き背骨を伸ばし丹田を意識した。
自分で自分を褒め称えた。
そして、これぞ自己実現、偽りなき充足感に満ち満ちた。
面タオルを取れば、これぞ快汗
滝のように滴り落ちるわが額に一陣の涼風が吹き抜けた。