老いのひとこと

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今日は「半山君」に面会し単身でぶち当たりを噛ましてみた。
無謀な勝負とは知りつつも敢えて挑んでみたのです。
上々のお天気なので、リハーサル兼予行演習と心して拓本七つ道具を携えての妙典寺詣でと相成った次第なのです。
当然ながら、その前日には直々住職さんに面談し主旨を説明して内諾をいただいておきました。
併せて、亀の子たわしに霧吹き、タオルとタンポに墨拓に画仙紙とセロテープの7点セットを事前調達し準備おさおさ怠りなく事に臨んだのでした。
おもむろにしかも丹念に碑文にはたわし掛けを施し用紙をセットし霧吹きで湿らしながらタオルで押さえ込むが石の面に密着して呉れないではないか。
それもそのはず、犀川の川面から此処寺町台地のてっぺんまでこよなく吹き上げるそよ風のいたずらか画仙紙は孕みハタハタとはためく始末なのだ。
タンポに墨をつけて幾ら叩いてみても詮無い事でありました。
失敗は成功のもと、次回にはとにかく無風の曇天の日を選んで再挑戦するしかありません。
 
「半山君」とはいったい何者なのか。
 
皆さま方のお蔭さまを以って「香太郎」こそ解きほぐすことが適ったが、猶「半山」、「近三」、「伴四郎」と矢継ぎ早やに繰り出す曲者たちを早々に迎え撃ち何としても退治致さねばならないのです。
此の難題解明はわれに与えられし使命だと心得て日夜奮励邁進いたさねばなりますまい。