老いのひとこと

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 此れ壮観と云えば確かに壮観、13本の竹刀の揃い踏みは確かにお見事です。
 竹刀の修理屋さんを手掛け漸く13本にまで漕ぎつけた。
 ばらされた1本1本の竹刀の竹はみんな夫々強力の個性の持ち主であるのです。
持って生まれた銘柄は夫々みな違うし、節の数も四節もあれば5節も有ったりして何よりも節と節との間隔が夫々みな異なるのです。
もちろん、材質も厚味も乾燥の度合いも何よりも撓り具合の強弱がみな違うのです。
それを無理やり4人一組のグループ分けに仕立てて行くのだがすんなり素直に従ってくれれば事は済むのだが中々どうして個性派ぞろいなので互いに反発し合ってとても大変なのであります。
宥めたり賺したり高度な技巧を要するしごとであることが分かりました。
云うことを聞かない指示に従わないヤツはもう力づくで強引に押し込めるしかありません。
柄革と先革で彼らの自由を束縛してしまうしかありません。
 
 取り敢えず13本を仕立てました。
 
 
主力の三年生たちが現役引退後はとてもこじんまりとした世帯になってしまいましたと孫たちはすこし寂しそうにしていたが必ずやきっと来年度には大量の新入部員を迎えるはずなので明るい希望と夢に繋げていってほしいですね。
また、どんどん稽古を積んで竹刀が傷んだなら自分たちの手で補修が適えられるように剣道に励んでいってくださいね。