老いのひとこと

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                                                             サルスベリにオニヤンマ
 
 
 
 
先日には町会の夏の夜のイベントが盛大に執り行われました。
その翌朝には後片付けがこれまた盛大に執り行われましたわけなのです。
 
善意に満ち溢れた有志のお歴々が三々五々ご参集為されましたがさすがに前夜の勢いはどこへやら皆さんふら付く足取りで木陰にて身を呈するばかりなのです。
気鋭の若者もいらっしゃいましたがわたしを含め概してご年配方々が多くして其の兵隊さんの絶対数そのものが意外と少ないように思えました。
わたしは老骨に鞭打ち率先してしごとに取り掛かったものの決してムードメーカー役には成り得なかったのです。
つまり、いつもの悪い癖で手前勝手にしゃしゃり出てしまったのでした。
人様と異なった行動様式をとる独断専行組はむしろ白眼視されてしまう定めがあるのでしょうか。
斯くなる嫌な風潮変な土壌が延いては学校現場のいじめ行為の一因になりはしないだろうかと思うのです。
当日の現場責任者の到来を待って其の者からの指示を仰いでから作業に入るのが一番順当で確かな筋が通る方策ではありしょう。
しかし、当日の実態は上の者の指揮命令下に配属されて指示を待って動く程の大きな組織ではない。
そんな意味合いで、指示待ち人間の組織は或る意味停滞しはしまいかとわたしはそう判断し行動に出てしまったのです。
 
でも、その内皆さま方各々方はてきぱきとおのれの判断で動き回りテントの撤去と畳み込み、机椅子と鍋釜類の備品の格納、ブルーシート茣蓙類の乾燥と掃き清めに相当量のゴミ廃棄物の処理等々に対し実働正味二時間強で見事遣り終えてしまったのでした。
皆んなして大仕事の完遂を称え合い喜び合うことができました。
「ご苦労さん」と気持よくお互いに声を掛け合うことが適えられました。
斯くして、今年の夏のイベントは無事に終了いたしました。