老いのひとこと

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春浅き立春の頃から初夏を迎えんとする頃までにちょくちょくわたしが目にした光景です。
早朝6時を過ぎるころに行き付けの公園でひたすら走る二人の中学生を見掛けた。
公園の外周を黙々と走る、やがて一人がもう一人を背中に背負い重戦車のように驀進する様子が外れの木立ちの合い間に垣間見る。
中学生にしたら相当ハードなトレーニングで他人に見せたくはなかったのだろう。
次いで持参の半畳くらいの茣蓙に一人が座り自転車のチューブ様のゴム紐を腰に巻き固定する。
もう一方の一人は其のチューブを確と握り懸命に背負い投げのようなポーズを繰り返す。
両足を踏ん張り腰を入れてチューブを引っ張る。
技一本見事に決めたイメージトレーニングなのでしょうか。
コーチャーが付く日も在れば彼女たちの自主トレの日も在った。
ウイークデーの朝練をてきぱきと健気にもこなす様子は実に爽快に映る。
雨の降る日の様子はわたしは知らない。
「おはよう」「頑張れよ」と一言声を掛けると気持ちいい返事が返る。
二人の内先輩格の子は春季戦、県体予選、県体、北信越戦さらには全中戦をも制覇し何と驚くなかれ世界制覇を達成してしまったではないか。
驚異の怪物嬢がこんなにも身近な所に実在したとは天晴れなことではないか。
せめて「おめでとう」の一言を掛けてやりたい。