老いのひとこと

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近隣の光が丘会館で山野草展を観賞した。


草花を吟味し味わうほどの眼力は在ろうはずがないが鉢植と云う小さな空間の中で極々自然な佇まいで息をする山野草たちが何んとも愛おしい。


人と小さき植物が意気投合し調和し合って大自然の雰囲気を見事に醸し出す。


自然を愛でる創造心の賜物でしょう。


遊び心と芸事が巧みにミックスし合って秋の香りと小さな音色が部屋いっぱいに奏でる。


主催者団体の世話役の御方は此の催しも今回が最後なのだとおっしゃる。


そもそも山に入って自生する可憐なる植物を採取すること自体がご法度な時代を迎えてもう久しいと云う。


従って此処に展示する二百種余りの山野草の生まれ故郷は日本全国各地はおろかアジア各国に及びもはや国際化の現象が顕著なのだと嘆かれる。


此の地域に根差したこじんまりとした素朴な趣きは今や失われてしまったのでしょう。


寂しそうにおっしゃる。