老いのひとこと

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此の世に生を賜わってかれこれ80年も経つのでそりゃ様々な出来事に出合いましょう。
 実は後生大事にしていた掛買いの無い親から貰った自前の歯をばまたまた遣ってしまったのだ。
 残り少なくなった貴重な歯ゆえ決してぞんざいにしてはいなかった。
 他人からは笑われる程に毎度毎度の食事の度に歯磨きを励行し保全保持を囲ってきたのに今朝の朝飯時に迂闊にも小石を噛み砕いてしまった。
 もちろん、砕かれのは小石であるはずがない。
 左下顎にある主要な一本に重大な損傷をもたらしたに違いがない。
 軽く触れただけでズキンズキンする、噛んで咀嚼することが敵わなくなってしまった。
 麺類もバナナもヨーグルトまでも歯を合わせただけで痛みが走る。
 常習化した玄米飯は繰り返し噛まねばならない、思い切りよく噛み砕いたのは飯粒ではなかったというわけだ。
 笑い話にもならない、憐れなる自業自得行為に他ならない。
 JAに掛け合っても門前払いを喰らうだけでありましょう。
 まさに泣き寝入り、歯医者さんは週末休業なので正露丸でも宛がって紛らわすしかなさそうだ。