老いのひとこと

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一週間が一巡するのが早い、水曜日があっと言う間にやってくる。
待ち望んでいるのか疎んずるのか実のところまだよく解からないがとにかく速い。
陶芸教室の今回の課題はお皿作りである。
そのお皿を作っている内に何時の間にかわたしは水盤作りに挑戦しているのに気付いたのです。
つまり、最初の内は楕円の底のぐるりを小高い塀で取り囲んだお皿作りであったのだが確かにでんと坐った安定感抜群の観はあるが見栄えがよくない。
ならば浅い高台を付けようとしたのだが又もや再びぐるりを取り囲むだけでは能がなさそうだ。
よしそれならば四脚にいたそうと決断したのでした。
6センチほどの紐を四カ所に配置しドベを塗って付着させた。
次いで、逆さまに裏返しにし表側の縁の部分の凹凸を修正している内によく見ると脚と脚の間の部分が歪むように垂れ下がっているではないか。
すわ一大事と再び裏表を逆さまにし直ちに歪みを直し、またまた裏返しをし表面を見れば今度は微かながらひび割れしたような亀裂が走っているではないか。
底面の重みに耐え切れずに底面そのものが垂れ下がってしまったのです。
自由気ままに意のままに操作が適えられると思っていた粘土細工が豈図らんや飛んでもない駄々っ子であることを知らされたのです。
講師の先生の助言をいただいて取り敢えずは応急処置として程よく折り畳んだ新聞紙を充てがって支えとし裏側の四本脚を上にしてそっと寝かせて置いたのでした。
素人の生療法は大失敗の元だと観念は致すものの後の運は天命に任すしかない。
しかし、スリリングな気分を味わいながらも陶芸の醍醐味に触れ合う自分自身に驚くばかりなのです。