老いのひとこと

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小さい秋どころか大きな秋をみーつけた。
今年も、大きなタンバ栗をみーつけた。
秋の気配の到来と共に、もうそろそろかなあと期待の手ぐすねを引くのです。
先日、第一弾がお目見えしました。
次の日もひとつ転がっていました。
そのまた次の日には双つも拾いました。
見逃し空振り、三振の日もありましょう。
懲りずに、次の日も挑戦にでるのです。
オンボロ自転車で駆け抜けるのです。
額四峠が待っているのです。
 
春浅き頃には残雪が、吹き出す新芽が過ぎればタニウツギヤマユリが、そしてクサキにつづきクズの花、そして夥しい数のセイタカアワタチ草の大歓迎陣からススキの穂へバトンは忙しなく移り代わり、自然の恵みのオンパレードが連綿と繰り広げられているのです。
そのフィナーレに止めを刺すのが此の丹波栗に他ならず、此の拾得物は本来なら主の手許にと思いは致せども御ぬし何時も不在で御姿見当たらず今年も数個失敬し隠匿するに及べり。
いずれ頭子をかきかき閻魔大王さまの前では静々と告げねばなりますまい。