老いのひとこと

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町会の防災訓練の案内状が届いた。

と云うよりも防災訓練に名を借りた電子回覧板を軌道に乗せるための啓蒙の場の設定に他ならなかった。

「結ネット」に関わるお仕事に携わる地元での発起人的人物よりお話を伺った。

熱心なお方でした、兎に角微に入り際にわたって事こまかくお話しくださった。

ところが生憎にもIT音痴の年寄りには専門用語たるアプリとかインストールやパスワード、ログイン等々の横文字が羅列され消化不良も好いところ咀嚼力の無さを今回も大いに嘆き悲しんだ。

でも判らぬなりに大筋では納得もしたのだが能く聞けば聞けば聞くほど事の大前提が何時の間にか猫も杓子も老いも若きも皆がみなスマートフォンを所持することで話が組み立てられているではないか。

急に疎外感を抱いたわたしはスマホ、携帯を持たない主義者にもスマホを宛がい購入させるのなら責めては当局は補助金を交付いたすべしと啖呵を切った。

すると其のお方は失礼しました言葉足らずでしたと返して、あなたのような情報源を持たない方々は従来通りの回覧板で別途お知らせすのでどうぞご安心くださいと申すではないか。

時代が変わったことを実感した。

御用済みになったものは闇に葬られ愈々姥捨て山が近付いたことを知らされたのでした。