老いのひとこと

体操からの帰り道に畑の見回り巡廻が日課となった。

何せ、折角植えた白菜・キャベツ・ブロッコリを先取りして喰い荒らす青虫をカシラにした害虫どもを退治せねばならない。

ヤッコさんたちは保護色とやらで見事に防護いたすので色弱者で老眼近視とくれば探すも一仕事、ところが本日は意外な大物に出合いビックリ仰天だ。

二寸に達する巨大なバッタ、確かショウリョウバッタ君ではないか。

 

逃がして堪るもんかと指先で捕獲し後生大事に家まで持ち帰り記念撮影に及んだ。

今どき珍しい獲物に違いない。虫篭でもあれば良かったが孫に贈るわけにも参らず我が家の草むらに逃がしてやった。

イナゴが忽然と姿を消しトノサマバッタもカマキリも

探しても出て来やしないご時勢だ。

貴重なる精霊バッタにお目に掛かり童心に返りはっしゃいだのです。

 

キャベツを喰い荒らす大食漢だが今回は大目に見てヤッタ。

ケイタに見せれば大喜び間違いなしだ。