老いぼれの独り言

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出入り5日間の東北の旅だった。
家内と息子が同伴する行程二千百キロの旅だった。
此の三か年の間にわたしたちは東北の人たちから活きる勇気と元気を頂き続けました。
だから、感謝の意を込めて東北の地にお返しを為さねばならない切実な思いがあったのです。
それが此の度、漸くにして適えることが出来ました。
そして、また得難き貴重な体験と教訓の数々を戴いてしまったのです。
その内、追ってそのお返しの旅を為さねばならない思いを新たにした旅でもありました。
 
さすがにスコップ持参には至らなかったが軍手と草刈り鎌で以ってこちらの気持ちを態度で示そうと意気込んだのだが中々そうは問屋が卸すような場面には巡り合わせなかった。
有料道路から汚染地域への進入は出来難い状況下にあることを知らされました。
 
また、行く先々で芭蕉翁にお目に掛かれて旅の趣きに彩りを添えて頂いた。
芭蕉らの一行は600里2400キロを156日懸けたのだと「奥の細道」は語るのだがわたしらは文明の利器ハイブリッド車で実にコンパクトに廻った。
効率的に便利になった事には違いないが何か物凄く大事なものを失ってしまったような気がしてならない。
それに引き替え松尾芭蕉さんには失ったものは何もない。
 
此の度(旅)は東北の人たちと芭蕉翁からまたまた得難き貴重な「活きる勇気と元気」をいただき有り難く感謝しなくてはならない。