何の変哲もない凡作のように見えるが此のわたしには掛買いの無い逸品だ。 凛と立つ筒状の首が微かに開いたおちょぼ口につながり、程よいなで肩の流れが気品あふれる胴の膨らみにつづき腰がどっしり座り居る。 胴の部分の釉が薄ぼんやりと剥がれ落ち風情ある…
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